2014年09月27日

[ 超高齢出産 ]何歳まで妊娠が可能か?

最近、不妊や高齢出産の話題が
各メディアでよく取り上げられるようになりました。

つい最近も、53歳という年齢で

妊娠出産したタレント・パーソナリティーの


坂上みきさんが、話題となりました。


不妊治療に取り組む人達に

多くの希望を持たせてくれました。


しかし一方でこのニュースが世間に与える影響が懸念されます。

53歳までは、大丈夫なんだと安易に考える人が出てきたり


53歳に比べたら、あなたはまだまだ若いんだからという

周囲らのプレッシャーがさらに強くなることが危惧されます。


※ ここから、医学的な話をします。


今回の53歳での妊娠出産


産婦人科医の間では

卵子提供を受けての妊娠だと言います。


自分の卵子を使った体外受精の

最高齢は46歳だから、ありえないそうです。


◇ 当院での最高齢も46歳(45歳妊娠、46歳出産)です。


体をあまり動かさず、すぐ薬に頼り、体力のない現代人には

このくらいの年齢が限界なのでしょうか。


『 黄帝内経・素問 』 という東洋医学の古い書物に


岐伯曰、女子七歳、腎気盛、歯更髮長。

二七、而天癸至、任脈通、太衝脈盛、月事以時下、故有子。

三七、腎気平均、故真牙生而長極。

四七、筋骨堅、髮長極、身体盛。

五七、陽明脈衰、面始焦、髮始墮。

六七、三陽脈衰於上、面皆焦、髮始白。

七七、任脈虚、太衝脈衰少、天癸竭、地道不通、故形壊而無子也。


「 49歳には、月経は終わり、子ができなくなる 」 とあります。

やはり、50歳を越えての妊娠出産には無理があると思います。


こどもが20歳の時、親は70歳にもなりますから。


◇ また、近年アメリカやタイへ卵子の提供を受けるために

海を渡るごく普通の女性達が、この3年で4倍に増加しています。


費用は、1回あたり500万〜800万かかるそうです。

タイでは、数十万で受け付ける所もあるそうですが


安全面や法的な問題をいろいろ抱えているとのこと。


◇ この背景には

西洋医学では、『 卵子の老化 』 はどうにもできないこと。

体外受精の成功率が低すぎることが原因だと思われます。


◇ 40歳〜41歳の体外受精の成功率9%

◇ 42歳以上  の体外受精の成功率2%


さらに

◇ 40歳以上の流産率43%


このようなデータが出ています。



これらを考え合わせると

強く印象に残る、患者さん達を思い出しました。


あの時アメリカへ行かなくてよかったねMさん

コーディネーターに騙されそうになったHさん


難産だったFさん、つわりがひどかったSさん

高齢出産をすごく気にしていたSさん


こどもが小学生になった時、授業参観に行けない

ふけたお母さんで悪いからと言っていたGさん


よかったですね。

その後、お変わりありませんか?





posted by りゅうほう at 15:57| 不妊治療ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする