2014年07月29日

多胎児のリスク(その2)

多胎児のリスクについて、パート2です。

E 多胎児の障害率

多胎児は、単体児に比べて、障害の割合が高いことが報告されています。

◇ 双胎児 : 100人中、3,7%に

◇ 三つ子 : 100人中、3,1%に

◇ 四つ子 : 100人中、11,1%に

何らかの障害を有していたと報告があります。



F 脳性麻痺や知能発達遅延の発生率

多胎児は、単体児に比べて、高い障害率が報告されています。

◇ 双胎児 : 100人中、4,7%に

◇ 三つ子 : 100人中、3,6%に

◇ 四つ子 : 100人中、11,8%に

高度障害を有していたと報告があります。


G 減数手術による影響

減数手術(胎児の数を減らすこと)では

◇ 安全性の問題( 残った胎児や母体への影響 )

◇ 倫理面の問題( どの胎児を選択するのか、どの子を見捨てるのか )

◇ 法律の問題( 胎児の生存権利 )

◇ 夫婦への心理的影響の問題( 後悔 )

が大きいと考えられます。
減数手術をした心理的影響は一時的なものではなく

出産した子どもの成長を感じる、誕生日などに再燃することがあります。

減数手術をしたことが、わだかまりや心理的葛藤として
未だに残っている夫婦も少なくありません。

< 減数手術の割合 >

□ 三胎児 :  100人中、40%で

□ 四胎以上: 100人中、72%で

減数手術を実施しています。
これは、単に妊娠率の向上だけを目指した不確実な治療方法の結果です。

 
H 多胎児の親になるということ

障害や発育のことも心配ですが
日常生活にも、多胎児だと大変なことがあります。

かわりばんこの授乳やお風呂、大量の洗濯ものなど
出産前に考えていた、やんわりとしあわせな育児イメージと

大きく違い、戸惑が生じる事もあるでしょう。

経済的にも大変です。
成長してゆく過程で、何でも2人分・3人分が同時に必要となります。

 
◇ 母乳を順番に一人ずつあげて、一人寝かすと
   次の子に起こされるので、ほとんど眠れない。

◇ 二人が同時に泣いてしまって
    どうしていいかわからず、パニックになった。

◇ みんなを平等にと思っても、見た目や性格の違いから差が出てしまう。

など苦労話は絶えません。
一人を育てる時と違って何をするにも労力が、倍以上必要になります。


I 育児放棄や虐待のリスク

上記に見られるように、多胎児の育児はとても大変です。
社会構造の変化もあり、家におじいちゃんやおばあちゃんがいない家がほとんどです。

そうなると、パパは仕事で家にいないのであてになりません。
すべてママが1人で、こなさなければなりません。

新米ママには、とてもきびしい状況です。
夜中の授乳やお世話で、寝不足かつ疲労がたまり

孤立感で、あれだけ待ち望んでいた赤ちゃんをイヤになります。
赤ちゃんの泣き声でイライラしてきます。

□ オムツを1日中、取り替えなかったり

□ 授乳を面倒になったり

□ つい手を挙げてしまう

という人も実際におります。
後で、すごく後悔して涙が止まらないと話をしてくれました。

 

上記にあるような、現実的問題はご存じでしたか?
また、病院で説明をしてくれたでしょうか。

安易に、欲しいということで
安易な選択をしてはいけません。

なかには、その選択肢しかないという人もいるでしょう。
その場合は、しっかり覚悟を決めて取り組んでください。

安易な気持ちでは、必ず失敗して後悔をしてしまいます。

※ 最高の選択をして、最善の努力で
   最大の覚悟を持って、未来の我が子に接してください。

< 我が子に、『 手を抜いたな 』 と言われぬように >



posted by りゅうほう at 02:00| 多胎児のリスク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする