2014年08月07日

東洋医学で不妊治療の場合(その6)

今回は
[ D 着床しやすいようにと薬も飲みました。・・・が妊娠できませんでした ] の解説。


ホルモン剤投与により、子宮内膜を厚くして
着床をしやすい状態に作ってあげることは、良いことです。

※ しかし、着床行動とは
子宮側が、受精卵を取り込む行為ではありません。

受精卵が、子宮内膜に根をおろして
子宮内膜と結合をしようとする、受精卵側の行動です。


よって、着床の主役は受精卵なのです。



薬剤で子宮の環境をいくら、良い状態にしようとしても
受精卵の生命力がなければ失敗に終わります。


@ 着床が出来ずに、妊娠検査でいつも陰性。

A 妊娠検査で陽性が出たが、数日後に化学流産した。

B 妊娠はするが、いつも化学的妊娠どまり
   胎嚢( たいのう )が成長してくれない

C 子宮外妊娠や稽留( けいりゅう )流産
   胞状奇胎(ほうじょうきたい)などの異常妊娠



いずれも、『 受精卵の質 』 が問題なのです。


=  受精卵の生命力が不足していませんか?  =


従って、結論は同じです。良い精子と良い卵子をつくることが生命力の源。

いかに、『 強い生命力の受精卵 』 をつくるかが、重要なカギとなります。


= 着床と妊娠について =


西洋医学では、妊娠を科学的妊娠と臨床的妊娠と表現します。

◇ 化学的妊娠 : 尿検査 ・ 血液検査で、陽性反応が出た場合

◇ 臨床的妊娠 : 超音波で胎嚢( たいのう )が確認できた場合


※ うちのクリニックは、「 妊娠率 35% の高い実績 」 などと
   ホームページに書いてありますが、これは化学的妊娠も含みます。


妊娠率35%の内、化学的妊娠が30%近くあるかもしれません。
(  化学的妊娠後に、化学流産をしているケースです  )


=  妊娠率の数字トリック  =


※ 妊娠している人は多くても、無時に出産している人は少ないかもしれません。


◇ 誠実なクリニックは、妊娠率を「 臨床的妊娠率 」 で掲載しています。

◇ さらに患者総数や流産率と出産率を記載している所は信用できそうです。

◇ また、年齢別で掲載しているクリニックは親切ですね。


次回は、総括編
今までのまとめをしたいと思います。


つづく



posted by りゅうほう at 16:14| 東洋医学で不妊治療の場合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする